PJのチームビルディングってどうやったっけ?を忘れないように書いておく

Technology

PJの始まりはもちろんPJキックオフなのですがその時に合わせてチームビルディングを行うことがありました。

プロジェクトチームとは目的や目標が共有され、目標の達成を目指して集まる人間の集まりをいいます。

僕はユーザー企業の情シスなんでPJごとに知らないメンバーが入ってくるなんてことはなかったのですがチームの構成が変わることはよくありました。

いつも働いているメンバーなのでお互いの自己紹介なんて要らないやと思いきや、意外とメンバー間・PMとメンバー間で関わりが薄かったり知らないことがあったりします。

なので最初はプロジェクトチームとして文化・風習を構築し、お互いの信頼関係に結びつける必要がありました。

チームビルディングの目的はこの辺り

  • メンバーの能力や経験を最大限に引き出し、高いパフォーマンスを上げるチームを作る
  • コミュニケーションの活性化
  • 組織としての結束力を高める
  • 目標達成の確率を高める

やったことをダラダラと書いていきます。ぜんぶホワイトボードアプリを使います。

チームビルディングには2-3時間かかります。

ドラッカー風

目的

  • チームメンバー同士でいくつかの質問に答えることで、お互いの価値観や期待を知り、信頼を築く
  • チームメンバーの価値観の確認
  • 自分がチームに期待されていることとチームが期待していることのギャップの確認

やり方

  • 事前に用意していた質問に各々回答していく
  • 振り返りを実施する

実際利用していた質問は下記

  • 自分は何が得意なのか?(3個以上)
  • 自分は何が苦手なのか?(1~3程度)
  • 自分が仕事をする上で大切に思う価値観は何か?(3個程度)
  • チームメンバーは自分にどんな行動や成果を期待してると思うか?
  • チームメンバーに期待していることは何か?
  • 期待の一致度は?
  • 自分の能力値特性は?
    • 1~5のポイントを持ってそれを特性に割り当てるが一度利用したポイントは再利用できない
    • 5角形の図で可視化するとよき
    • 特性
      • 問題解決能力
      • 情報収集
      • 交渉・調整力
      • 安定性
      • 論理的思考力

話題にしたら盛り上がるかも?

  • 期待値にギャップがあった人の感想
  • 能力特性のチームバランス
  • 価値観のギャップ

タイムスケジュールはこんな感じ

  • 記入
    • 15分
  • 発表、振り返り
    • 1人5分×4人
      • 20分
  • 全体の振り返り
    • 20分程度

価値観の共有

目的

  • 仕事に取り組むうえで各個人がそれぞれ持っている価値観の違いを理解する

やり方

  • 質問に対して重み付けをしていく。5が「重要だと思う」、1が「重要でない」
  • 個人が各数字を使える回数は以下
    • 1:2枚
    • 2:3枚
    • 3:3枚
    • 4:3枚
    • 5:2枚
  • 各項目の合計値を割り出す
  • ディスカッション

実際利用していた質問は下記

  1. プロジェクトのタスクが全員に可視化されていること
  2. 各メンバーが今何をしているか明確になっていること
  3. チーム内で気軽に相談できること
  4. チーム外から気軽に相談できる関係であること
  5. なにか大きく決定をする際はチーム全体で話し合うこと
  6. チーム内のコミュニケーションを定期的に取ること
  7. 自身の関わったプロジェクトであればリリース後も責任を持つこと
  8. 機能が不十分でも期限通りにリリースすること
  9. 期限が遅れてでもアウトプットの質を下げないこと
  10. 納得がいかない指示が下った場合は、腑に落ちるまで食いつくこと
  11. モチベーションコントロールは自分自身でとること
  12. 仕事に達成感が感じれること
  13. 指摘を受けたとき気にする部分(内容⇔言い方)

話題にしたら盛り上がるかも?

  • 合計値が高い項目(チームとして重要な項目)
  • 合計値が低い項目(チームとして重要でない項目)
  • メンバー間で全く逆の数字がついているもの
  • 各メンバーが一番大事にしているもの
  • 各メンバーが大事にしていないもの

タイムスケジュールはこんな感じ

  • 記入
    • 10分
  • 集計/振り返り
    • 20分

トレードオフスライダー

目的

  • プロジェクトを進めていく上で必要な要素をピックアップし、何か判断が迫られたときにどの要素を優先していくかの指標を定めること

やり方

  • 1~5のポイントを各項目に対して割り当てる
  • 同じ「優先度」のものが入らないように設定
  • 1とか5とかから決めていくとわかりやすい
項目MinMax
機能を全部揃える(スコープ)
予算内に収める(予算)
期日を死守する(時間)
高い品質、少ない欠陥(品質)
対外的にわかりやすい(明瞭)

タイムスケジュールはこんな感じ

  • 価値観のすり合わせに
    • 10分
  • 感想
    • 5分

ワーキングアグリーメント

目的

  • 暗黙の期待ではなく約束事を明示することで、スムーズなコミュニケーションを促す
  • 対立の軽減

やり方

  • 事前に用意していた質問に各々回答していく
  • 意見のマージ・分類わけ
  • チームでのルール・同意作成

実際利用していた質問は下記

前提として「どんなルール・同意があったらいいか?」を考える

  • 働き方はどうしたいか?(ワークライフバランス) 
  • コミュニケーションについて大事にしていることはなにか?
  • 仕事の進め方について大事にしていることはなにか?
  • チーム内で衝突・ネガティブ要素が起きたらどうしたらいいか?
  • チームの同意を破った時のペナルティはどうするか?
  • その他

タイムスケジュールはこんな感じ

  • 各々の意見だし10分
  • チームでのルール・同意作成10分

例 実際に作ったもの

【ルールについて】
・変更にはチーム全員の同意が必要
・毎週スプリントレビューで更新を行う
・ルールを破ったかどうかは他者判断
 ・その場で指摘する
・ルールを破った際は原因と対策をその場で説明する

【会議】
・朝会 毎日12時開始 15分
・スプリントレビュー 毎週金曜日16時開始 1時間
・チーム作業時間として毎週火、木曜日 15:00~16:00で時間を持つ。ただし運用業務は優先とする
・会議時は必ずカメラをONにする

【働き方】
・コアタイムにさえいれば問題ない
・無理しない、体調優先

【コミュニケーション】
・他者の話を遮らない。意見があっても一度飲み込む
・情報をオープンに
 ・困ったことがあったらすぐチームに相談する
 ・同期コミュニケーションの際はメモ・議事録に残す
 ・言いたいことを言う

【仕事の進め方】
・納得感を持って仕事に取り組む
・まずはやってみる
・一人で抱え込まないチームで仕事をする

【衝突・ネガティブ要素】
・衝突した際は第三者に加入してもらう
・否定はしてもいいが必ず根拠を提示する

以上~

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